ヒット件数が少ないとき(10)~言葉の変遷を確認~

同じ言葉が時代によって異なった意味に使われたり、同じ概念を指すのに時代によって違う言葉を使ったりします。過去記事を検索する場合は、時代の表記に合わせてキーワードを設定するのがポイントです。

例えば「リストラ」という言葉は一般的に「解雇」や「人員削減」の意味で使われれていますが、これをキーワードにして1981年~1985年(5年間)の日経各紙を検索しても、わずか11件しかヒットしません。 ※設定=「任意一致」「同義語展開しない」。

実際に記事を確認すると「人員削減」についてではなく、本来の「事業再構築」という意味で「リストラクチャリング」という単語がヒットしていることが分かります。つまり「リストラ」というキーワードだけでは、「人員削減」に関する記事を過去にさかのぼって検索することができません。

過去の記事を検索する場合は、過去の表記に合わせたキーワードもピックアップして

のようにor演算して検索すると良いでしょう。

「言葉」は生き物ともいえます。検索した結果「この時期に、これしか記事が無いなんてヘンだ」と感じた場合は、言葉の変遷を確認してみましょう。

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