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「リスクモンスター企業リスク格付」、倒産リスクを判別する格付ロジックを改定

2025年 8月 1日

企業検索メニューの「リスクモンスター企業リスク格付」(リスクモンスター株式会社提供)で、倒産に特化した与信管理指標である「RM格付」の算定ロジックを改定しました。これにより、倒産判別力(※)がこれまで以上に向上します。
※倒産判別力:倒産件数に占めるRM低格付(E格・F格)の割合。
 
 
「RM格付」は、企業をA格~F格の6段階(細分化を含め9段階)に分類した、倒産に特化した与信管理指標です。その倒産判別力は90%超を維持し、高い精度を誇っています。今回のロジック改定により、さらに0.5ポイントの判別力向上を見込んでいます。
 
■改定の背景
近年の日本経済は、大阪万博や円安に伴うインバウンド需要の高まりを背景に活性化が進んでいますが、一方で、物価上
昇、トランプ関税の影響による国際取引への懸念など、不確実性の高い状況が続いています。企業を取り巻く環境は複雑化しており、「物価高騰下における商品・サービスの価格適正化」や、「倒産増加を踏まえた資金繰り計画や収益構造の見直し」、「人手不足への対応と業務効率化」など、様々な課題への対応が求められています。
企業の評価基準にも柔軟で実態に即した見直しが求められています。リスクモンスター企業リスク格付では、このような背景を踏まえて、格付ロジックの基準を改良しました。
 
■改定のポイント
(1)倒産確率の適時化
経済環境や景気動向の変化により、倒産のトレンドは常に変化しています。2024年3月から2025年3月の1年間で、要警戒水準にある企業の倒産確率は上昇傾向にあります。今回、最新の倒産傾向をRM格付に反映させました。定期的に倒産実績を集計し格付と倒産確率の整合性を保つことで、評価の精度向上を図っています。
 
(2)定量分析の強化
今回の改定では、収益性分析を強化しています。特に「中小零細企業の収益構造」に注目し、従来ロジックでは過小評価されていた企業に対して、評価の適正化を図りました。短期的および中期的な財務指標の変動に着目し、倒産との因果性が高い項目の評価を最適化しています。
 
(3)定性分析の強化
倒産との相関性が高いとされる評価項目について見直しを実施しました。定性情報として「企業の情報公開性(Webサイト情報の有無)」を新たに判定項目に加えたほか、「業歴や地域別の倒産傾向」の分析を強化しています。これにより、公開情報や地域特性を踏まえた格付の信頼性を向上させています。
 
提供する詳しい内容については以下をご覧ください。
※サービス紹介リンク (https://t21help.nikkei.co.jp/reference/cat269/post-450.html
   

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